住宅地の角地に建つK様邸は、ナチュラルな雰囲気のあるアイボリーの外観に、インナーガレージが特徴の住まいです。
マイホームを計画する中、外せない設備としてK様がこだわったのは、愛車のための車庫でした。身近で欠かせない車とのつながりをより楽しく、快適に感じていただけるよう、ガレージ内には余裕ある動線をしっかり確保。車庫と隣り合う洋室からはいつでも愛車を眺められるよう設計しました。
リビングルームとキッチンを分けているのも、この住まいのポイントです。家事をおこなうキッチンはあえて独立した空間とする代わりに、リビングには2階フロアとつながる吹き抜けを設け、家族間のコミュニケーションを豊かにする工夫を凝らしました。
室内はクリーンな印象のある白をベースにコーディネート。各所にある収納スペースも空間に溶け込み、室内全体が明るくすっきりとした印象でまとまっています。
全体のシルエットは横長ですが、窓の形や外壁の色にアクセントを加え、のっぺりした印象にならないようにデザインを整えています。
天井を木調のクロスで貼り分けることで奥行きを強調した車庫内部。横長の窓から漏れる自然光も視線を奥へと導きます。
6.0帖のコンパクトリビング。こう見えて懐の深い押入れ・階段下収納スペースも備えています。デッドスペースになりがちなコーナーには棚板を設けました。
廊下とリビングを仕切るのは、大開口が嬉しい3連の引戸。
ガレージの愛車が見える小窓付きの一室。
食事の準備に集中できる独立キッチン。生活感の見えるものを居室へ持ち込まないで済むのも嬉しい。艶のあるホワイトが見た目にも美しく気持ちの良い空間。
お施主様のご要望で二部屋ある洋室のそれぞれに出窓を配置しています。飾りたてないすっきりとした室内。
小屋裏なので天井が斜めになっています。ウォークインクローゼットとして使用できるように棚を設けました。
趣味の部屋として計画された一室。奥には作業用カウンターも併設しています。
洋室の一角、仕切り壁の奥にある趣味の作業スペースです。塗装作業も行われるとの事で、手元用の小型換気扇も取り付けています。
車庫から玄関まで直通のスライドドア。雨の日でも濡れるのを気にせず、ゆったりと車の乗り降りができます。
お施主様の自宅から移植されたキンカンの木。
