蔵王山も程近い、田原の住宅街に建つ約32坪の住まい。建物をゆったりと包む切妻屋根、外壁面には上質な石目調の素材を採用し、穏やかで重厚感のあるファサードが目を引きます。1階は回遊性のある間取りを実現すると共に、すっきりとしたデザインにこだわりました。建具は天井いっぱいのハイドア、リビング内に配した階段も視線が奥まで抜けるスケルトン仕様で、のびやかな雰囲気が部屋全体に広がっています。WIC、土間収納、ランドリーコーナーは動線を考慮しながら広めに確保。限られた条件の中でも、快適な暮らしが叶う、ゆとりある住まいが完成しました。
[見せかた上手で『すっきり広々』を実現 家族の暮らしにゆとりを生み出す住まい] 田原市:I様邸
Data
- 家族構成ご夫婦+お子様2人想定
- 建 設 地田原市
- 構造・規模木造2階建 約32坪
ダイニング・キッチン
キッチン・ダイニングの上部は天井のデザインを切替えほどよくゾーニング。天井が少し下がると、包み込まれるような安心感のあるスペースになります。アクセントに木目のクロスを選んで温かみのある空間を実現しました。
ダイニング
ダイニング背面には、パントリー兼LDK収納をレイアウト。白のルーバー扉を採用して通風性も◎。ルーバーがあることで、インテリアにもやわらかな雰囲気がプラスされました。窓辺にはカウンター状の窓台を延ばし、壁際ののっぺり感を回避。すらりとしたラインデザインがダイニングコーナーを引き締めるアクセントになっています。
キッチン
キッチン床はフロアタイル貼。濃い目のモルタルデザインなので汚れが目立ちにくいのもポイント。手元カウンター壁は少し立ち上げて、作業中の手元がリビング側からは見えないようにしています。階段が正面にありますが、先まで見通せるスケルトン仕様なのでお子さんが小さいうちも安心して家事をすることができます。