数日後に上棟を控えた田原市加治町分譲住宅の現場に行ってきました。
少し前に基礎が完成しており、今日は建物土台工事の真っ最中。
土台工事は建物床構造の基礎になるとても大切な工程です。
大まかに紹介すると、
- 1)基礎コンクリートの上に『土台・大引』といった木材を組み上げる
- 2)床断熱材を敷き詰める
- 3)床合板を張る(剛床工法)
という流れで施工が進んでいきます。
現場ではA棟・B棟の2棟同時で施工しているので、それぞれ違う工事段階の写真が取れました。
こちらはA棟、第2段階の【床断熱材】が敷き詰められたところですね。
この建物ではイビデン樹脂さんの「アイフォームG」という断熱材を採用しています。
黒いボードのように見えるのが断熱材です■
図面から寸法出しを行って、工場カット済みで納品されているため、木材の間に隙間なくぴったりとはまります。見ていて気持ちが良いくらいです。
木材の上にせり出している黒い部分があるかと思いますが、これは、断熱材が下に抜け落ちるのを防ぐ「落下防止ピン」です。
どんなに良い断熱材も、ひとつ落ちるだけで大きな断熱欠損になってしまうので、こういった脱落防止、施工品質への配慮はとても重要。
変わってB棟の様子です。床合板を張る、3番目の工程に進んでいます。
「床合板」は室内フローリング材の下にある厚い構造用の板のこと。あまり注目されない材料ですが、居住部分の直下となるわけですから、ぜひぜひチェックしてみてください。
一般的な木造住宅の床合板では、24㎜厚の板を使う例が多いようですが、弊社では、28㎜厚を標準仕様としています。
床合板が厚く強いと、床のたわみ感や音鳴りが抑えられるので、室内の快適性が向上しますし、また同時に、地震や台風時に受ける床面の「横揺れ」や「ねじれ」も軽減されて「地震に強い家」の実現にもつながっていきます。
床合板を横から見た写真はこちら↓(ちょっとわかり辛いでしょうか)
床下換気材の基礎パッキン(黒い部分)が20㎜厚ですのでそれよりも厚いことは分かっていただけるかな?と思います。
床合板に定規を当てて厚みを測りたい方、基礎の工事現場を見てみたい方はぜひ、HPやお電話からお声がけください。現地いつでもご案内します。
建売住宅は、内装ができてしまうと建物の中身を見る機会が全くなくなるので、これからできるだけ丁寧にお伝えしていきたいと思っています。
なお、来週には建物上棟予定です!お楽しみに。
(あとがき)
私と大工さん、お互いにサーフィンが趣味ということもあり、終始朗らかな雰囲気で雑談していたのですが、終わり掛けに「大工工事は自分たちが対応するから、もっとたくさん現場ができるように営業頑張ってね」と、エールをいただいてしまいました。嬉しい一言ありがとうございます。スタッフ一同まだまだ頑張ります!