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名栗加工の無垢材

2018/01/23

以前サンプルをファイリングしていたスタッフです。こんにちは。

建築関係の仕事に携わってまだ半年ほどなのですが、細々した素材やカタログを整えているととても興味深く面白いものが見つかります。

この素材なんて、波打つ水面のような凹凸と木肌の穏やかな質感が活きていて、とっても個性的。

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こちらは【名栗(なぐり)】と呼ばれる特殊な削り加工が施された木材で、古くから茶室等、趣ある建物の装飾材として用いられてきたものだそうです。

 

日本では古くからクリ材での名栗加工が有名だったそうですが、その要因として、クリの材質が緻密で光沢もあり、鑿による加工に向いていたことなどがあげられています。

栗は実際に手で触れると硬いことがよく分かりますね。

 

現在では技術の発達によって、様々な樹種・柄での表面加工が可能になり、名栗のバリエーションはますます豊かになりました。下の写真は「スプーンカット」と呼ばれる名栗加工を施したパインの無垢材です。

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ひと手間加えたこだわりの素材には何とも言えない魅力があります。

和室のカマチ部分や吊押入の床の間部分、玄関の一部などに取り入れたりすると、ひと味違った素敵なお家になりそうですね。

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